エアコンの隠蔽配管は何のために行うのか

エアコンを取り付ける際には見た目を気にしない方もいれば、仕上がりをきれいにしたいという方もいるでしょう。仕上がりの面で言うと特にエアコンを取り付ける際には、管を取り付ける必要があります。そのため、この部分がむき出しになっていると見栄えが悪いと感じる方も少なく在りません。

このような場合、配管しない方法で取り付けることはできないのかと疑問に思うところです。確かに管を着けなくても取り付けられる方法はあります。とは言え日常的によく使用されるエアコンはセパレートタイプと言って、室内機と室外機が別々についているものになるのです。したがって、ほとんどの場合は管を取り付ける必要があるでしょう。

そもそもこの管は冷暖房機能を使った場合に、発生する水分を外に排出するために設けられているものでもあります。したがって、エアコンの取り付けには欠かせません。このように見た目のことに気を遣って配管したい場合には、エアコンに取り付ける管を見えないように取り付ける隠蔽配管が行われることも多いです

しかし隠蔽配管を依頼する場合には、事前に注意しておかなければならないことがあるため、きちんとその点を把握したうえで配管工事を依頼することをおすすめします。

見た目を美しくできる

エアコンを使用している方の中には、エアコンの管が見えるのが嫌だと思う方もいます。なぜ見えるのが嫌なのかと言うと管がむき出しのままだと、人によっては壁の色と合わないため目立つことが理由の1つなのではないでしょうか。とは言えエアコンの仕組み上、冷房や暖房を使えばそこから水分が発生するためその排水する必要があるのです。

エアコン取付初めてエアコンの取り付けを行う方の中には、実際のところ通常の配管の方法と隠蔽配管はどこが異なるのかご存知ない方もいるでしょう。通常の配管方法と隠蔽配管は具体的にどう違いがあるのかというと、それは配管を壁の中にしまえる点です。この意味もあって名称が隠蔽配管となっています。

通常の配管でも外にある室外機と部屋の中にある室内機をつなぐために、壁に穴をあける必要があります。通常エアコンの取り付けに行われる穴あけは、ほとんどは1か所に穴をあければ済む話だと言われています。ところが隠蔽配管の場合は、壁の中に管をしまうことになります。

そのため、2か所など複数の箇所への工事が必要になるのです。ここからも分かるように手間はかかるが、可能であればかなり見栄えの点では良好な状態が期待できるのではないでしょうか。

付けられる場所が増える

通常の配管方法では、エアコンを付けられるべきとところが限られてくる場合もあるでしょう。ところが、ここで隠蔽配管をすることで通常であれば外に管が出るところを壁の中に収めることができます。したがって、例えば外にベランダがなく室外機を置くことができないところでもエアコンを取り付けることが可能になるのです

この隠蔽配管は、室外機から遠く離れた所にエアコンを取り付けたいときにも便利な方法であると言えるでしょう。もしも室外機と室内機が離れたところにある場合を、通常のやり方を例にして考えてみましょう。通常の配管方法では先ほども述べたように、外に設置する室外機と中に取り付ける室内機をつなぐ管はほぼ見えるものです。したがって、あまりにも離れていると管を付けるスペースがないため、取り付けることが不可能になります

しかし、ここで隠蔽配管を行えば、壁にスペースがあればその壁の中に管を張り巡らすことができます。そのため室外機と室内機が離れていたとしても、取り付けることが可能となるのです

隠蔽配管の注意すべき点

隠蔽配管は通常のエアコン取り付けの過程に含まれる配管方法に比べると一見、便利なサービスとも思えるでしょう。しかし、次の点について隠蔽配管をする際には注意すべきことがあるため確認しておきましょう。

1つ目は追加料金がかかることについてです。通常の配管方法は露出配管と言って、管を取り付けられているところが目に見えるように配管する方法が行われます。上記のような内容の配管方法のため、名称のままで壁に露出して取り付けることから露出配管と言われているのです。

通常のエアコンの取り付けで行われる露出配管は一直線に穴をあけられさえすれば、問題なく進められる方法です。しかし、隠蔽配管の場合は壁の中に管をしまわないといけません。したがって、2か所以上の穴あけが必要な場合も少なくないのです。このことからも分かるように、通常の配管方法に比べると隠蔽配管は複雑な工事となります。そのため、隠蔽配管を依頼する場合には追加で料金が必要となるのです。

隠蔽配管をする際に注意することとして挙げられる2つ目の注意点は、隠蔽配管できないものがあることになります。隠蔽配管をエアコン取り付け業者に依頼するときに、エアコンの全機種が壁の中に配管する隠蔽配が可能だと思っている方もいます。しかしエアコンの中には冷房暖房機能だけではなく、その他に除湿加湿機能の付いた便利なエアコンも存在します。

このような冷暖房機能の他に別の機能が付いているものはエアコンを購入した場合、通常の機能を使うのとは別の管が必要な場合も少なくありません。したがって、管が1本ではなく2本である可能性もあるのです。そうなってくると、隠蔽配管が難しくなります。

まとめ

通常、エアコンを取り付ける際に行われる露出配管と隠蔽配管は工事の仕方に大きな違いがあります。まず通常の配管であれば、一か所に穴をあけてそこから室外機と室内機をつなぐ管を取り付けるという配管方法になります。一方、隠蔽配管は管が壁にむき出しのままに取り付けるのではなく壁の中に管を取り付けて外からは見えないようにする方法になります

上記のことから分かるように隠蔽配管には大きく分けて2つのメリットがあると言えるでしょう。1つ目はエアコン取り付け時の見栄えが良くなる点です。隠蔽配管は室外機と室内機をつなぐ管を壁の中に取り付けると言いました。したがって通常の配管方法ではどうしても管が見えるところが、壁に入れられるので気にならず外からの見栄えも良くなるとされています。

2つ目は通常の配管方法では取り付けられなかったところに、取り付けられる場合があることです。例として挙げるならば、室外機と室内機の距離をあけて設置したい場合が挙げられます。この時、部屋をまたぐくらいの距離になると室内機と室外機の管が通せず、取り付けが不可能になることもあるのです。しかし、隠蔽配管は管を中に収めることができるので、このような場合も取り付け可能になる可能性もあるでしょう。

隠蔽配管は便利なサービスですが、どうしても通常の取り付けと異なるため追加料金がかかります。とは言え、依頼することで見栄えの良さや取り付け場所の選択肢を広げられるチャンスにもなるので1度検討してみても良いのではないでしょうか。